選挙・選挙制度の政治用語一覧
29語の政治用語を収録しています
選挙権を有する者を登録した名簿。市区町村の選挙管理委員会が作成・管理する。定時登録(年4回)と選挙時登録がある。選挙人名簿に登録されていないと投票できない。在外選挙人名簿は海外在住者のために別途作成さ…
有権者が投票を行う施設。市区町村の選挙管理委員会が設置する。投票日当日に指定された投票所で投票する。近年は投票所の統廃合が進み、過疎地域では投票所までの距離が課題となっている。投票所には投票管理者と投…
選挙人が所属する投票区に関係なく投票できる投票所。2016年の公職選挙法改正で導入された。駅前や商業施設など利便性の高い場所に設置され、投票率向上が期待される。投票済みの二重投票を防ぐためオンラインで…
投票が終了した後に投票箱を開き、票を集計する施設。選挙管理委員会が指定する。開票は原則として投票日の即日に行われる。開票作業は公開で行われ、開票立会人が立ち会う。開票速報は随時発表され、当選確実(当確…
選挙に関する事務を総括する者。都道府県選挙では都道府県選挙管理委員会の委員長が、衆議院小選挙区選挙では選挙管理委員会が選任した者が務める。選挙の適正な執行を監督し、当選人の決定・告示を行う。
投票所における投票事務を管理する者。市区町村の選挙管理委員会が選任する。投票所の秩序維持、投票用紙の交付、投票箱の管理などを行う。投票の公正性を確保する重要な役割を担う。
投票所で投票が公正に行われていることを確認する者。各候補者や政党から届出のあった者の中から選任される。投票所での不正防止や、投票手続きの適正性を監視する役割を持つ。通常2名以上が配置される。
開票作業が公正に行われていることを確認する者。候補者や政党から届出のあった者の中から選任される。開票作業の監視、疑問票の判定への立ち会いなどを行う。開票の透明性を確保するための重要な制度である。
投票所や開票所において選挙の公正を監視する者の総称。投票立会人と開票立会人を含む広い概念。候補者や政党が届け出た者から選挙管理委員会が選任する。選挙の公正性・透明性を担保する重要な役割を持つ。
船舶に乗船中の船員が洋上から投票する制度。ファクシミリを利用して行われる。指定船舶に乗船し、投票日に投票所に行けない船員のための特例制度。船長を通じて投票用紙の請求・送付が行われ、選挙権の行使を保障す…
南極地域観測隊員が南極から投票する制度。ファクシミリを利用して行われる。長期間日本を離れる観測隊員の選挙権を保障するための特例制度。洋上投票と同様の仕組みで、隊長を通じて投票手続きが行われる。
視覚障害者が点字を用いて投票する制度。公職選挙法で認められた投票方法で、投票所に点字投票用の投票用紙が用意される。点字で候補者名や政党名を記載して投票する。選挙権の平等な行使を保障するための重要な制度…
身体の障害等により自ら投票用紙に記載できない者が、投票管理者の許可を得て補助者に代筆してもらう投票方法。投票の秘密を保持しつつ、投票権の行使を保障する制度。補助者は投票立会人の面前で代筆を行い、秘密保…
身体に重度の障害がある者や要介護者が郵便で投票する制度。郵便等投票証明書の交付を受けた者が利用できる。投票用紙を自宅で記載し、郵送で提出する。在宅での投票を可能にし、投票機会の平等を確保する制度である…
選挙運動や投票に関する費用を公費で負担する制度。ポスター掲示場の設置、選挙公報の発行、政見放送などが含まれる。候補者間の経済的格差を軽減し、公正な選挙を実現するための制度。供託金制度と合わせて選挙の公…
選挙の効力を争う訴訟。選挙の管理・執行に違法があった場合に提起できる。高等裁判所に訴えを起こし、選挙全体の無効を求める。一票の格差訴訟も選挙無効訴訟の一種である。最高裁判所で最終判断が下される。
当選の効力を争う訴訟。候補者の被選挙権の有無や選挙違反など、特定の候補者の当選に問題がある場合に提起される。選挙無効訴訟が選挙全体の効力を争うのに対し、当選無効訴訟は個別の当選者について争う点が異なる…
選挙の結果に不服がある場合に、選挙管理委員会に対して行う不服申立て。選挙人や候補者が選挙の管理執行に関する違法を主張して行う。市区町村選挙管理委員会の処分に対しては都道府県選挙管理委員会に審査を申し立…
選挙の効力や当選の効力に関する争いの総称。選挙無効訴訟と当選無効訴訟を含む。行政不服審査法に基づく異議申出・審査申立てと、裁判所への訴訟の二段階がある。選挙の公正を事後的に担保する重要な制度であり、民…
衆議院比例代表選挙や参議院比例代表選挙に候補者名簿を届け出た政党。政党要件を満たした政党が名簿を届け出ることで比例代表選挙に参加できる。名簿には候補者の順位(拘束名簿式の場合)や候補者名(非拘束名簿式…
衆議院議員総選挙で採用されている小選挙区制の選挙区。全国を289の選挙区に分け、各選挙区から1名を選出する。10年ごとの国勢調査に基づき区割りが見直される。一票の格差が問題となりやすく、最高裁判所によ…
参議院議員通常選挙で用いられる都道府県単位の選挙区。各都道府県に1〜6の議席が配分される。3年ごとに半数が改選され、改選数に応じて1人区から複数人区まである。合区(複数県を一つの選挙区にまとめる)の導…
かつて参議院選挙で採用されていた全国を一つの選挙区とする制度。1983年に比例代表制に改められた。全国区では知名度の高い候補者が有利となり、選挙運動に莫大な費用がかかることが問題視された。「銭酷区」と…
一つの選挙区から複数の議員を選出する制度。かつての衆議院の中選挙区制や、現在の参議院選挙区の複数人区がこれにあたる。同一政党から複数の候補者が立候補するため、同士討ちが起こりやすい。政策よりも個人後援…
すべての議席を比例代表で配分する選挙制度。イスラエルやオランダなどで採用されている。小政党にも議席獲得の機会が広がるため、多党制になりやすい。連立政権が常態化する傾向がある。日本でも一部の政党が導入を…
有権者が候補者に順位をつけて投票し、下位候補の票を上位候補に移譲する制度。単記移譲式投票(STV)とも呼ばれる。アイルランドやオーストラリア上院で採用されている。死票を減らし、より多くの有権者の意思を…
有権者が複数の候補者に投票できる制度。完全連記制と制限連記制がある。完全連記制では定数と同じ数の候補者に投票でき、制限連記制では定数より少ない数に投票する。多数派に有利になりやすい特徴がある。地方選挙…
有権者が1名の候補者にのみ投票し、票の移譲を行わない制度。日本の中選挙区制や参議院選挙区で採用されてきた方式。同一選挙区で複数の当選者が出るが、票の移譲がないため死票が多くなる。少数政党にも議席獲得の…
比例代表選挙で議席を配分するための計算方式。各政党の得票数を1、2、3…と順に割り、商の大きい順に議席を配分する。ベルギーの法学者ドントが考案した。日本の衆参両院の比例代表選挙で採用されている。大政党…