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歴史・政治史の政治用語一覧

25語の政治用語を収録しています

大政翼賛会

第二次世界大戦期に全政党を解散して結成された国民統合組織。1940年に近衛文麿を中心に新体制運動として結成された。翼賛体制の下で政党政治が事実上停止した。戦時下の国家総動員体制を支える役割を果たした。…

立憲政友会

明治から昭和初期にかけて存在した日本の主要政党。1900年に伊藤博文が初代総裁として結成。政友会と憲政会の二大政党制を形成した。藩閥政治から政党政治への移行期に重要な役割を果たした。原敬が初の本格的政…

帝国議会

大日本帝国憲法下で設置された国会。1890年に開設された。貴族院と衆議院の二院制。衆議院のみが選挙による議員で構成された。天皇の統治権を協賛する機関として位置づけられた。戦後の日本国憲法下で国会に置き…

貴族院

大日本帝国憲法下の帝国議会の上院。皇族、華族、勅任議員などで構成された。選挙によらない議員が大多数を占めた。衆議院と同等の権限を持ち、法案の拒否権もあった。戦後の日本国憲法で参議院に置き換わった。

原敬

日本初の本格的政党内閣を組織した政治家。1918年に第19代内閣総理大臣に就任。立憲政友会の総裁として初の平民出身の首相となった。1921年に東京駅で暗殺された。政党政治の確立に向けた重要な人物として…

大正デモクラシー

大正時代に高まった民主主義的な政治運動や思潮の総称。普通選挙運動、政党内閣の定着、議会政治の発展が含まれる。吉野作造ら民本主義の学者が思想的基盤を提供した。1925年の男子普通選挙法の実現が主要な成果…

軍部大臣現役武官制

陸軍大臣・海軍大臣を現役の軍人に限定する制度。軍部が大臣を出さないことで内閣を崩壊させる手段となった。軍部の政治介入を可能にした制度的要因。軍国主義の拡大につながる歴史的制度として批判される。文民統制…

統帥権

天皇が軍の指揮命令権を持つという大日本帝国憲法の規定。軍部が統帥権の独立を主張し政府の統制から逃れる根拠とした。統帥権干犯問題としてロンドン海軍軍縮条約をめぐり政治問題化した。軍の暴走を招き、戦争への…

天皇機関説

天皇は国家の最高機関であり、天皇はその機関として統治権を行使するという憲法学説。美濃部達吉が提唱した。当時の通説的な憲法解釈であった。軍部や右翼勢力により排撃され、美濃部は議員辞職に追い込まれた。立憲…

国体明徴運動

天皇機関説を排撃し、天皇の絶対的な統治権を確認することを求めた運動。1935年に政府は国体明徴声明を発出。軍部や右翼勢力が推進した。美濃部達吉の天皇機関説が攻撃の対象となった。思想・言論の自由への圧迫…

翼賛政治

第二次世界大戦期に大政翼賛会の下で行われた政党なき政治体制。戦時下の挙国一致体制を支える政治形態。政党政治の機能が停止し、軍部や官僚が主導した。民主主義の危機を象徴する政治形態として記憶される。戦後の…

政友会

立憲政友会の略称。明治から昭和初期の日本の主要政党。伊藤博文が初代総裁として結成。憲政会と並ぶ二大政党の一つとして政党政治を担った。原敬らが総裁を務め、政党内閣の定着に貢献した。

薩長同盟

幕末に薩摩藩と長州藩が結んだ同盟。1866年に坂本龍馬らの仲介で成立。従来対立していた両藩が手を結んだ。幕府転覆と明治維新を実現する決定的な要因となった。明治以降の藩閥政治の原型を形成した。

版籍奉還

明治維新期に藩主が土地と人民の統治権を天皇に返還したこと。1869年に実施された。廃藩置県の前段階の改革。藩主が知藩事に任命される形式をとった。中央集権化への重要な一歩として位置づけられる。

廃藩置県

明治維新期に藩を廃止して県を設置した行政改革。1871年に実施された。版籍奉還に続く中央集権化の決定的な改革。藩主の地方統治権が完全に天皇に移った。近代国家建設の基盤となる行政区画の改編である。現代の…

布告

政府が公式に発する命令や通知。明治初期には太政官布告として法令の形式で発布された。後に法律や政令に取って代わられた。明治政府の政策伝達の主要な手段であった。近代国家形成期の法制史において重要な概念であ…

政党内閣制

議会の多数党の党首が首相になり、党員で内閣を組織する政治制度。英国の議院内閣制がモデル。日本では原敬内閣が最初の本格的政党内閣とされる。大正デモクラシー期に定着したが、軍部の台頭で崩壊した。戦後の議会…

藩閥政治

明治維新の中心となった藩の出身者が政治権力を独占した体制。薩摩藩と長州藩の出身者が中心となった。伊藤博文、山県有朋らが代表的な藩閥政治家。政党政治の発展により徐々に影響力が低下した。自由民権運動が藩閥…

民本主義

吉野作造が提唱した政治思想。主権は国家にあるとしつつ、政策の決定は民意に基づくべきとする。天皇主権の枠内で民主主義的運営を目指した。大正デモクラシーの思想的基盤となった。普通選挙運動や政党内閣の正当化…

吉田学校

戦後の吉田茂首相の下で育った政治家集団の通称。吉田側近として政治を学んだ政治家たち。池田勇人、佐藤栄作らが代表的な人物。戦後保守政治の主流を形成した。自民党政権の基盤を作った政治家集団として評価される…

宮中グループ

戦前・戦中の宮廷周辺で影響力を持った政治勢力。内大臣、宮内大臣、侍従長など宮廷関係者が含まれる。軍部の暴走に対する歯止め役を果たすことがあった。終戦工作において重要な役割を果たしたとされる。非公式な政…

新官僚

戦前の日本で台頭した革新的な官僚集団。従来の藩閥官僚とは異なる新しい世代の官僚。国家統制経済や内務官僚が政策立案で影響力を持った。岸信介らが代表的な新官僚とされる。政党政治とは異なるルートで政治に関与…

裏日本史

公式の政治史では十分に語られない非公式や裏面の政治的出来事。政治の裏側での駆け引きや密約を含む。官僚の迷走や政治スキャンダルの裏事情が含まれる。近年の情報公開で明らかになる事実もある。歴史研究において…

戻税

輸入品に課された関税の一部を輸出時に返還する制度。貿易振興策の一つとして用いられる。明治期の産業保護政策の一環として重要であった。現代でも輸出産業の支援策として利用されることがある。税制政策の重要な制…

政治資金規正法改正

政治資金の透明性を高めるための法律の改正。企業・団体献金の規制や収支報告の義務化を強化する。政治スキャンダルを契機として改正が行われることが多い。政党助成金制度の導入なども関連する改革に含まれる。政治…